甘ったるいのはやだけど
缶コーヒーな別なんだ
淀みよどんだ夜の下
とびだしてきたんだよ
あいしてるからもうちょっと
おしえてくれよ
甘ったるいのはやだけど
朝までいられそうだよな
淀みよどんだ夜の下
にげだしてきたんだろう
あいしてるからもうちょっと
おしえてやるよ
きみと夏の終わり
将来の話なんてひとつもしなかった
あれからいくつ歳をとったかも
気になんない歳になるんだろう
四月の雨が大好きだ
ひどいまま目が覚めきって
バス通りをうたいちらかした
20世紀末なんとなく
思い出すまちも遠ざかる
こんなはずじゃなかったんだろう
けど、でも
あいしてるからもうちょっと
うたってやるよ
100万人のラプソディ
くたびれたメロディうたが死ぬ
夕立が呻く喚く街
怖がんなくなったいつからだろう
八月の雨が大好きな
二月生まれの丸い目は
ずぶ濡れになって睫毛のなか
21世紀なんとなく
いたはずだったいなくなった
こんなはずじゃなかったんだろう
けど、でも
朝までいられそうだよな
缶コーヒー飲み干したら
少しだけ歩こうか
気圧の渦のどまんなか
乾かす時間がほしかった
日暮れに染まらない雲が近づいて
21世紀なんとなく
振り向いたまちも遠ざかる
そんでここで会えたよな
うれしいな
22才またなんとなく
うたえるような気がするよ
ロックンロール、あいのうた
あいのうた
あいのうた